コマンドリー ド ボルドー福岡

Commanderie de Bordeaux a Fukuoka

グラン・シャリオ

LISTE DES VINS
CHAMPAGNES:
Francois Billion; Brut Cuvee de Reserve Blanc de Blancs N.V. MAG.
Jacquesson; Extra Brut Cuvee737 N.V. MAG.
VINS BLANCS:
Clos Floridene 2012 Graves
Domaine de Chevalier 1994 Pessac-Leognan
VINS ROUGES:
Chateau Palmer 2003 Margaux
Chateau Palmer 2002 Margaux
VIN LIQUOREUX:
Chateau Rabaud-Promis 1988 Sauternes
今回のワインについて

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。
ともにマグナムボトルです。
最初のフランソワ・ビリオンはコート・デ・ブラン地区のル・メニル・シュル・オジェ村(LES MESNIL SUR OGER)を本拠地とするレコルタン・マニピュラン(RM)で、3haの自社畑から年間2万本を生産していました。しかし、現在は栽培のみで元詰せずにサロンとクリュッグにブドウを売却しています

今回はブラン・ド・ブランのノン・ヴィンテージ シャンパーニュです。

次のジャクソンはヴァル・ド・ラ・マルヌ地区ディジー村(DIZY)に醸造所構えるネゴシアン・マニュピュラン(NM)です。今回のキュヴェ737は2009年のブドウを主体としたシャンパーニュです。なお、キュヴェ737のセパージュはシャルドネ43%、ピノ・ノワール27%、ピノムニエ30%で、リザーブワイン(ヴァン・ド・レゼルブ)を30%使用しています。

白ワインも2種類です。
ひとつめはボルドー グラーブ地区のクロ・フロリデーヌです。このシャトーは2016年に亡くなったボルドー大学教授で白ワイン造りの権威ドゥニ・デュブルデュー氏が所有していました。白ワイン用の畑は22.7haで、2012年はソーヴィニヨン・ブラン50%、セミヨン47%、ミュスカデル3%から造られています。

次はペサック・レオニャン地区のドメーヌ ド・シュバリエです。赤・白ワインとも格付けされていますが白ワインの生産量は非常に少なく(1万本)、赤ワインより高く評価されています。ソーヴィニョン・ブラン70%、セミヨン30%から造られるこの白ワインは非常に長命です。今回のヴィンテージはボルドー辛口白ワインの評価の高い年1994年です。

赤ワインも2種類で、
ともにマルゴー村の3級格付シャトーのシャトー パルメです。

ひとつめは2003年です。2003年は猛暑で6月から8月にかけて40度を超える日がみられ、少ない収穫量で分厚い果皮の小粒のブドウが収穫されています。セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン68%、メルロ20%、プティ・ヴェルド12%です。

次は2002年です。2002年の前半は雨の多い年でしたが8月中旬から天候が回復しました。9月20日にメドック地方は大雨に見舞われましたがパルメのぶどう畑は5mmの雨量だけでした。収穫時にはまったく雨が降らず大変良好なぶどうが収穫されました。セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン52%、メルロ40%、プティ・ヴェルド8%です。

最後のデザートワインは
ソーテルヌ地区のシャトー ラボー・プロミです。
自社畑は33haでセミヨン80%、ソーヴィニヨン・ブラン18%、ミュスカデ2%が植えられており、年間生産本数は約4万本です。1988年はソーテルヌの貴腐ワインにとって良好なヴィンテージです。